原発ホワイトアウト [Book]
今話題になっている本が原発ホワイトアウト
現在アマゾンでも品切れになっている
発売から1ヶ月だがもう6万5千部突破
書いたのが現役の霞が関のキャリア官僚らしい
菅直人元首相もブログに述べていたり、
10月22日放送のABCの放送も話題になっていた
原子力ムラを描いた小説だが、朝日が本人に取材した記事を見ると
1Q84を参考に2か月で書き上げたのだとか。
書こうと思ったきっかけは「政府、業界、政治が再稼働に向けてひたすら
走っていこうとしているのは国民をバカにしている」と感じ、筆者が講談社に
持ち込んだのだという。
読み終わった感想は、物語につながりがないので告発本としては意義があるけど、
小説としてはつながりがなくかなり厳しい。もう少し物語につながりがないと
腑に落ちない。いい脚本家についてもらってNHKあたりでドラマをやったら
面白いのではと思った。
連休の間数時間で一気に読み終え、朝日の記事を見て納得。
確かに1Q84的だ。
1Q84はちゃんと物語に落ちもあるしつながりもあるんだけど、
この本は違う。まあ村上氏とキャリアも違うので何とも言えないけど…
実在する人物に重なる記述も多いし、実在の人物も描かれているので
告発本と考え、物語と思って読まないことをお勧めする
ただ、実在の人物と重ねるのはある程度原子力ムラに関する知識がないと
厳しいので、そういう方はこんなことがあるのかと思って読むのがいいだろう
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