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あなたを抱きしめる日まで [gourmet]

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原題:Philomena
英、米、仏 2013 94分
監督:スティーブン・フリアーズ
出演:ジュディ・リンチ、スティーヴ・クーガン、メア・ウイニンガム
配給:ファントムフィルム
日本公開 2013/3/15

家族ものに弱いのだが、いい映画だった。
ジュディ・リンチの演技がものすごくいい。
昨日あった友達とも話していたが、これは英の映画だからちゃんと表現できていて
米の映画だったらこういう描き方は出来なかっただろう。

邦題が残念だな、カトリックで崇敬されている聖女「フィロメナ」を意図して
主人公のフィロミーナさんとかけているんだと思う。この映画にはカトリックの思想に
反対しているところもあるのだが、その意図は全く反映されていない。

原作は、↓で実話に基づく話。

The Lost Child of Philomena Lee: A Mother, Her Son, and a Fifty-Year Search

The Lost Child of Philomena Lee: A Mother, Her Son, and a Fifty-Year Search

  • 作者: Martin Sixsmith
  • 出版社/メーカー: Pan Books
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: ペーパーバック






あなたを抱きしめる日まで (集英社文庫)

あなたを抱きしめる日まで (集英社文庫)

  • 作者: マーティン・シックススミス
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/01/17
  • メディア: 文庫

今年のアカデミーで賞を取った作品はほぼ実話に基づく話。
この作品もそうだが、実在したマグダレ洗濯所を描いている。
2002年に製作された「マグダレンの祈り」でも過酷な日々が描かれていたので
記憶に残っている人も多いと思う。

この映画は、悲しい一面もある反面、くすっと笑えるところもある。
ただ、本当に許しがたいシーンもいろいろと出てきて、涙がともらなかった。

最後のクライマックスのシーンでのジャーナリストの台詞で、
Well, I could'nt give you.が印象に残った。
まさに自分もその気持ち。

ネタバレになるが、以下URLには実際のフィロミーナさんとアンソニーの
当時やその後の写真が掲載されている。
この写真を見ても思い出して泣けてきた。(英文)
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ここにも目を背けてはいけない現実がある。
悲しいけど、いい映画だった。

自分の評価:★★★★★

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