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それでも夜は明ける [Movie]

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原題:12 Years a Slave
Nov.2013
  米、英 134分
監督:スティーヴ・マックイーン
出演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、
ルピタ・ニョンゴ、ブラッド・ピットなど
配給:フォックス サーチライト(米)
ギャガ(日)2014.3.7公開

かねてからみたいと思っていた映画
予定が合わなくて試写には行けなかったが、先週早速行ってみた。

サーチライトはいい映画やるな〜
原作は以下の本

Twelve Years a Slave (African American)

Twelve Years a Slave (African American)

  • 作者: Solomon Northup
  • 出版社/メーカー: Dover Publications
  • 発売日: 2014/03/19
  • メディア: ペーパーバック

今回のアカデミーは実話で実力派揃い。今回の作品賞受賞作品。
最初からむごたらしいシーンが多く、目を背けてしまった。
人間として扱われておらず、所有物であった。

奴隷の歴史をみると1619年、最初の黒人奴隷がオランダ人によって北アメリカに送り込まれ、
同国での奴隷貿易が盛んに。
1808年、アメリカ政府は奴隷貿易を禁止したが、アメリカへの奴隷密売は依然として継続。
奴隷の子供たちも奴隷に。奴隷制度は、特にアメリカ南部で広がり、北部の黒人は比較的自由に
暮らしていた。1861年、リンカーンが大統領となると、奴隷制度を巡り南部と北部の間で戦争が勃発。
内戦で、北軍が勝利した後、アメリカ憲法改正第13条により、奴隷制が正式に廃止されたが、
当時から、アメリカの黒人市民は、常に人間としての権利など公民権を奪われていた。

驚くべきことに2013年2月にミシシッピ州は、奴隷制を公式に廃止した最後の州である。
こんな近年まで奴隷制が残っていた事はかなりの驚き。

この映画では時代背景がよく描かれており、アメリカの恥部といえる
人権を無視した惨い仕打ちが登場する。

先日見た「大統領の執事の涙」も同じ時期に重なっている時代背景がある。
本作はかなりリアルに描かれていたが、家族に会いたい一心で辛い時期を
乗り越えた前向きなところが自分が大切に思っている人を増々大事にしなきゃ
いけないなと思う映画であった。

自分の評価:★★★★☆


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