メイド・イン・ジャパン南部鉄器 −伝統から現代まで、400年の歴史− [東北]
先週、汐留のパナソニックミュージアムで開催中の
南部鉄器の展覧会を見てきた
3月23日まで開催
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140111/
父が南部鉄器の鉄瓶を欲しいと言っていたのと
もともと興味があったので足を運んでみた
南部鉄器の歴史は以下の通りのようだ。
南部藩の藩主が文化に関心が強く、甲州から鈴木縫殿を御鋳物師として招集。
さらに京都の釜師 小泉五郎七を御釜師として呼び寄せ、
大砲、釣鐘、茶の湯釜の製造にあたらせた。
中でも、8代藩主利雄公は茶道に秀で城下の武士・町人にまで茶道を広め、
御釜師が作った湯釜ば幕府・各藩への贈答品として使われ「南部釜」は大いに
名声を得ていたようだ。その後新しい煎茶法がはやりだし、3代目仁左衛門が
「湯釜から鉄瓶はどうだろう」と、寸法を縮めた茶釜に口とツルをつけ今の
南部鉄瓶を考案しました。鉄瓶は茶の湯釜のかわりに広く手軽に使われるようになり、
湯沸かしの日用品として広くいきわたった。
鉄瓶といえば私は昔ながらのあられ模様
この模様はみているだけでいやされる
展示の風景はこんな感じ
※画像はJDN STATIONより
鉄瓶の鉉(取っ手)のみの展示もあり、田中鉉工房の田中二三男さんの
作品が展示されていた。現在鉉を作れる方は盛岡で田中さんだけのよう。
展示にはその旨が書かれていなかったが、そういう危機感を感じて欲しい。
第一部 南部鉄瓶の歴史 伝承される美コーナーに展示
※画像は盛岡手づくり村より
27日に放送されたテレビ東京の「和風総本家」でも田中さんの物作りが紹介されていた。
第二部 南部鉄器の模索・挑戦といまでは
宮伸穂さんの組み鍋や洋鍋は素敵だった
岩鋳のカラフルな急須も現代に合っていて面白い
※画像はJDN STATIONより
海外でも人気なアンシャンテ・ジャポン(製造:岩鋳)の
カラーポット 今回のポスターにもなっているピンク
白も素敵
※画像はJDN STATIONより
また、初の女性釜師 熊谷志衣子さんの作品
熊谷さんは鈴木盛久工房の15代目
創業1625年 約400年の歴史を持つ工房
鈴木家は代々鋳物師として南部藩に仕えてきた
女性らしい丸形の素敵な作品
※Yahoo japan 東北を元気により
展示の最後に綾瀬はるかさんが「ただいま東北♡」で鈴木盛久工房にて作った
桜文丸形文鎮が展示されていた
ショップにも様々な南部鉄器が販売。
欲しいものが結構あった。
その後ロビーでは、南部鉄器の行程を見られる映像が上映されており、
それも面白かった。
また、ルオーの絵も常設されていつので、それも見物。
パナソニックミュージアムはいろいろとよいものが展示されるので、好きだ。
日本には本当にいいものが沢山。
息長く続いてほしい日本の文化
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