ラッシュ/プライドと友情 [Movie]
今回の試写状はいつもとちがって、社員証とかをかけるケースがついていた
どうやら前売り特典のよう
原題:RUSH
2013.09 米、独、英 123分
監督:ロン・ハワード
脚本:ピーター・モーガン
出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリビア・ワイルド、アレクサンドラ・マリア
提供:GAGA/ポニーキャニオン
配給:GAGA 日本公開 2014.2.7
完成披露にて拝見
舞台は1976年なので、私は記憶にない
その後のセナとプロスト時代に夢中になってF1を見ていた
今はあまり見なくなったけどF1は好きなスポーツの一つ
今はBSでの放送だが、一時はフジテレビも元気がよく
いい時間帯に放送していた
景気の低迷が大きく、ホンダも2008年から遠ざかっていたが2015年から
また復帰することはうれしい
今回主演の二人がよく似ている
プレスシートの表紙(裏表)や中の写真と比べるとよくわかる
今回私がF1好きなのと、何よりロン・ハワードの作品で
「フロスト/ニクソン」のコンビが再びなのでこれはかなり見たい作品で期待も大きかった
「フロスト/ニクソン」の感想は、以下の通り
http://nolita.blog.so-net.ne.jp/2009-05-09
今回見所としては、レースシーンの迫力
撮影監督が「スラムドック ミリオネア」のアンソニー・ドッド・マントル
1シーンに30台以上のカメラで撮影し、本番のレースさながらの迫力
彼の持ち味である、展開の速いカメラワークがこの映画にはなくてはならなかったと思う
そして、70年代のレースシーンを完璧に再現し、当時の車や
運転するドライバーの協力を仰いだ
そのドライバーの中にはF1覇者のヨッヘン・マスもいたようだ
今回ファッションも見どころがあって、ダイアナのジュリアン・ディが
担当し、グッチ、フェラガモに協力してもらっている
当時のファッションが見られるのも楽しみの一つ
この上の写真にもあるように、ジェームス・ハントはプレイボーイで
プレスシートに評論家の芝山幹郎氏が寄せているように
ヒルトンに滞在していたハントがたった2週間で英国航空の
スチュワーデス33人と関係を持ったり、そのほかにも多くの日本人
グルーピーやレースクイーンとも関係を持っていたようだ
映画にも描かれているが、レース前に嘔吐するのと同様に
ピットで多くの女性と関係を持っていた
常に死と隣り合わせだったからこそ、自分の不安をかき消すために
快楽におぼれていたのはわかる
それと対照的なニキの禁欲的な生活
それらは映画でもよく表現されている
二人はライバルでもあったが、お互いになくてはならない存在で、
実にいいコンビだった
映画でもそのことを表しているシーンが何度か出てくる
今年の日本GPに来日したラウダはいい出来だと褒めていた
ハントは短命だったので、ここにハントがいないことが残念だとも述べている
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=51960
プレスシートに今宮純氏も寄稿されていて
自分が新米記者で単独インタビューでの回顧も印象的で
「顔がああなっても指がああならなければF1ドライビングはできる。
レーサーとしてのプライドを彼らに教示された。原稿用紙100枚を
超えるレースレポートを一気に書き上げたのは初めてのことだった。」
この文書がこの映画の迫力を語っている気がした
ロン・ハワードが得意な心情の動きや変化もよくあらわされており、
さらにレースシーンが本当によく描かれている
とにかく迫力が素晴らしいので、映画館で見るべき作品
F1に興味がない人であっても、心理戦だけでも楽しめる作品だ
すごい迫力で、知らぬ間に息を止めていて
呼吸が浅くなるくらいだった
私は映画をオリジナルで見たいので吹き替えで見ることはないし、
見ていないので何とも言えないけど、骨太な作品だけに
今回吹き替えに選ばれたアイドルの人とイメージが違ったので残念だなと思った
自分の評点:★★★★★
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