知的好奇心を満たす一週間 [lecture]
先週は三つのシンポジウムや講座に参加
知的好奇心を満たす一週間であった
まず水曜日(11/13)
日本ウズベキスタン協会主催のシンポジウム
このパネリストが超一流揃い
「アメリカ・中国・アジアそして日本 ―日本人の覚悟・第二弾―」
パネリスト:倉重 篤郎 毎日新聞専門編集委員 前毎日新聞論説委員長
榊原 英資 青山学院大学教授 元大蔵省財務官
田中 均 日本総研・国際戦略研究所理事長 元外務審議官
藤村 幸義 拓殖大学大学院教授 元日経新聞北京支局長
司 会: 嶌 信彦(ジャーナリスト NPO日本ウズベキスタン協会会長)
司会の嶌信彦さんのホームページより皆さんのプロフィールを見ると
http://www.nobuhiko-shima.com/information20131113uzbeku.html
パネリストの倉重氏は日本の政局、政策に詳しい政治部記者の第一人者、
榊原氏は「ミスター円」の名前で知られた通貨、経済の専門家で黒田日銀総裁と
ミスター円時代に一緒に働いていました。田中氏は外務省切っての戦略的思考、
実行をなした人で特に「ら致問題」で小泉氏訪朝のお膳立てをしています。
藤村氏は北京特派員を2度つとめその後も中国ウォッチャーとして有名で著作も沢山あります。
司会の嶌は毎日新聞経済部、ワシントン特派員をへてフリーとなり25年、経済、政治、国際問題を
フォローしています。
中でも倉重氏は最近行われた小泉元首相の記者会見の司会を務められ、
小泉政権1980日という本を7月に出版されている
会場は満員盛況
観客の方からの質問に若い人が少ないのは残念という言葉があったが、
まさにその通りの内容
最近めまぐるしく変わる世界情勢だけに
なぜそうなったのか、今後の予測など
実にわかりやすく有意義な時間を過ごした
印象的だったのは、皆さんの締めのコメントで
榊原氏、田中氏、倉重氏がみな
「日本は素晴らしい国であり、今後も素晴らしいところを活かせばまだまだ世界で活躍できる」
ということを言われていた
そして嶌氏の覚悟をもって取り組むという前向きなコメントに
会場中が元気をもらっていたようである
まさに私もこれはずっと思っていることで、
日本人のすばらしい資質(災害があっても暴動が起きない、秩序を学ぶ)、
世界一安全な治安、素晴らしい文化、緻密な工業部品
あげるときりがないが、本当に素晴らしい国なのである
日本はGDP世界第三位になってしまったが、誇らしいことがたくさんある
最近職人さんが高齢化になっている問題もあるが、残していかなければならないことを
ちゃんと伝えていきたい
そして、木曜(11/14)は
天忠組150年記念シンポジウム in 東京
春日大社の岡本権宮司と河瀬直美監督が"天忠組"について対談
河瀬監督が撮影&語りを担当している「美しき日本・奈良」も拝見
すごく美しい映像
前日先輩に誘っていただき行ったのだが、天忠組の存在は全く知らなかった
幕末、大和の地において命をかけ起き上がった若者たちが
しかもお金ではなく自分の意志で、人のために戦った人々
実に徳のある話だ
時期としては新選組ができた時期とほぼ同時期のようだ
天忠組は新選組ができた時期にすでに天忠組の変を起こしている
岡本権宮司は以下の本を書かれた方でこの本も非常に良い本
- 作者: 岡本 彰夫
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/06/12
- メディア: 単行本
天忠組は今から150年前の方々だが、かなり興味深い
いろいろ調べてみたいと思った
岡本権宮司がまとめにおっしゃった
死ぬまで必要とされる人生、人間は引きどきが必要
計算してはいけない
落ち目になった時にも支えてくれる人が本当
神、仏の世界は計算しない、目に見えない世界は見ている
死んでからも語り継がれる人生に
目に見えない世界は見ているというのは本当だと思う
ちゃんと正しく生きていると一時的には苦労してもその後報われる気がする
まさに私自身が今そうだと実感するからだ
そして最後に昨日(11/16)の「嶌信彦の出前講座」
13日のシンポジウムと合わせて聞くとさらに面白い話が聞けよかった
減反政策の話など、農政に関する話とからめて解説
また、先日の小泉首相の会見にも触れ、オンカロのDVDの話など
今の時流の話がきけかなり面白かった
残念ながら若い人が少ないので、若い人たちに聞いてほしいと思った
次回は2月22日
楽しみです
詳しくは以下を参照ください
http://homepage2.nifty.com/silkroad-uzbek/
以前私もこのブログで紹介したが、核廃棄処理のオンカロは
かなり興味深い映画で、映画はもちろんのことパンフレットに
細かく状況が書かれていて面白いのだ
レンタルでもいいのでぜひ見て、それぞれが考えてほしい一本
100,000年後の安全
http://nolita.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09-1
まだまだ知りたいことはいっぱい
また、それぞれ終わったのちにいろんな方ともお話でき、
新しい出会いもあった
いろんなとこに出かけると好奇心が満たされ
最近本当に面白い
ぜひ若い人たちに聞いてもらいたい学びの場だった
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